トップページ > スマートエネルギー > スマートエネルギーネットワークの構築とコージェネの役割

スマートエネルギーネットワークの構築とコージェネの役割

政府が掲げたCO2削減中期目標(1990年比25%削減:2005年比30%削減)は、極めて意欲的な数値である。低炭素社会を実現するためには、供給側における低炭素化の取組だけでは限界があり、需要側である建物や都市構造まで踏み込んだ対策を一層強化し、時代の要請に応えて行く必要があるのではないかと考えられる。

これを実現する1つの考え方として、コージェネを核としつつ「化石燃料の高度利用」に「再生可能エネルギー等」を加えて活用し、また「機器・システム単体の高効率化」といった点の対策から「面・ネットワークによる対策」へ展開することを推進し、さらに両者を統合し進化させた「スマートエネルギーネットワーク化:SEN化」の普及を図る方法がある。

スマートエネルギーネットワーク化:SEN化

表中(1)について
これまで、コージェネの高効率化廃熱利用機器の高効率化から分散エネルギーシステムの高効率化、そして建物全体システムの省エネ化を推進し、省エネ・CO2削減に貢献し多くの成果を上げてきた。

表中 ① の方向性について
(1)(2)、これはコージェネに、再生可能エネルギー等の利用として太陽エネルギー(太陽熱集熱、太陽光発電)やバイオエネルギー(バイオガス、バイオマス等)や未利用エネルギー(清掃工場廃熱等)を加えてシステム化し、安定的かつ効率的に利用することによって、さらなる省エネ・CO2削減を実現するものである。

表中 ② の方向性について
(1)(3)、(1)の高効率機器によって得られる熱・電気エネルギーを、コミュニティーで活用し、地域として低炭素化を推進する方向性である。これは、コージェネを核としたシステムの適用を個別建物・個別需要家ごとから、建物間・街区間さらに地域まで広め、地域全体・コミュニティーレベルとして効率向上とCO2削減を実現するものである。

表中の(4)は、①、②の方向性を統合しさらにICT技術を用いたガス・電力・熱および物質(H2)供給ネットワークシステムにおいて、分散型エネルギーシステムと大規模集中エネルギーシステムの最適マネージメントを行い、再生可能エネルギー等の安定的活用を実現し、我が国の省エネ・CO2削減を最大化するエネルギーネットワークを構築することが有益である。