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2015/12/24
産総研、圧縮機を使わない高圧水素連続供給法を開発(12月11日)

 この技術は、イリジウム錯体を触媒に用いて、水素キャリアであるギ酸を水素と二酸化炭素に分解する化学反応によって、圧縮機を使わずに簡単に40MPa以上の高圧水素を連続的に発生できる。
 また、既存の水素キャリアを利用する水素製造技術では、原料や不純物などを除くため多段階の精製が必要であるが、今回の技術では、精製する水素と二酸化炭素が高圧であることを利用して、そのまま二酸化炭素を液化させて気体の水素と分離して高圧水素を製造可能。
 更に、理論上化学反応だけで200 MPa以上の高圧水素が得られるので、燃料電池自動車等への高圧水素(70 MPa)の供給も十分可能で、将来、水素ステーション構築の大幅なコストダウンが図れると期待される。

 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2015/pr20151211/pr20151211.html

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