トップページ > 業界最新動向 > 東芝、清掃工場で世界初の商用CO2回収プラントが稼働 資源化して販売 (8月10日)

業界最新動向

新製品・新技術

2016/08/18
東芝、清掃工場で世界初の商用CO2回収プラントが稼働 資源化して販売 (8月10日)

 東芝が佐賀市の清掃工場に納めたCO2分離回収プラントが完成し、8月26日から稼働開始する。
 清掃工場で商用利用される世界初のCO2分離回収プラントで、ごみ処理過程で発生する排ガスからCO2を分離し、回収したCO2は藻類の培養や農作物の栽培等に活用するために、佐賀市が事業者に売却する。処理にコストのかかるCO2を資源化して経済価値を付ける世界初の取り組みとして注目される。
 CO2回収プラントは、東芝が火力発電所向けに開発した分離回収技術を適用し、ごみ焼却時に発生する排ガスにアルカリ性のアミン水溶液を接触させて排ガス中のCO2を吸収し、その水溶液を加熱して高純度のCO2を分離・回収する。これにより、清掃工場から発生する排ガスの一部から1日最大10tのCO2が回収できる。

 http://www.toshiba.co.jp/about/press/2016_08/pr_j1001.htm

一覧に戻る