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業界最新動向

採用事例

2015/11/05
IHI、中四国地方初の温泉熱利用の小型バイナリー発電装置を納入(10月27日)

 中四国地方初となる温泉を熱源とするバイナリー方式の発電設備として、小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー"HRシリーズ"」を「湯梨浜地熱発電所」(鳥取県東伯郡湯梨浜町)向けに納入した。
 本発電所は、山陰地域を中心に温泉・水源開発他を実施する協和地建コンサルタント株式会社(島根県松江市)が、東郷温泉管理協同組合から温泉熱供給を受け、鳥取県および湯梨浜町の東郷温泉熱発電支援事業として補助金の交付を受けたうえで,再生可能エネルギーの固定価格買取制度を用いて売電事業を実施するもの。
 約90℃の温泉熱を利用して発電するほか、熱回収後の温泉は従来どおり浴用などとして配湯されるだけでなく、2016年4月以降は、湯梨浜町により経済産業省の地熱開発理解促進事業を活用した発電後の熱水の二次利用事業も開始される予定。

=概略構成=

 *発電方式:オーガニックランキンサイクルにより70℃~95℃の温水からの発電が可能
 *作動媒体:HFC-245fa/電気事業法の小型バイナリー発電の規制緩和に適合した不活性ガス
 *タービン発電機:ラジアルタービンと高速発電機を直結したダイレクトドライブ構造
 *パッケージ:オーガニックランキンサイクルを構成する機器を小型パッケージに収めるだけでなく、
  さらに商用電源への接続を可能にする系統連系機能を標準装備

 http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2015/press/2015-10-27/index.html

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