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コージェネの高効率化

コージェネ黎明期のガスエンジンは理論空燃比(ストイキ)のエンジンが主流であったが、希薄燃焼(リーンバーン)エンジンの登場、ミラーサイクル化(吸気バルブの閉じ時期の最適化)の採用、高性能過給機の実用化等により、高効率化が図られた。

ガスタービンは燃焼温度を上昇させると効率が向上するため、ブレード(羽根)用耐熱材料や冷却技術の向上により効率向上が図られている。大型発電所向けとしては、1600℃級のガスタービンが実用化されている。

また現在では、ガスエンジン、ガスタービン共に、カーボンニュートラル燃料(水素・アンモニア等)の混焼・専焼に向けた技術開発が進められている。

燃料電池については家庭用コージェネとしてすでに商品化されており、PEFCの発電効率が約40%、SOFCは約55%(いずれもLHV基準)と同じ出力クラスのガスエンジンをはるかに凌駕している。業務用燃料電池についても既に商品化されており、導入が進んでいる。

コージェネの高効率化

出典:経済産業省ゼロ・エミッション・ビルの実現と展開に関する研究会
資料「ZEB実現に向けたエネルギーの面的利用について」