コージェネ大賞2013
「コージェネ大賞2013」の選考結果について
当財団では、昨年度から新規性・先導性、新規技術、省エネルギー性等において優れたコージェネレーションシステムを表彰することにより、コージェネレーションシステムの有効性の社会への認知を図るとともに、コージェネレーションシステムの普及促進につなげることを目的に表彰(名称:『コージェネ大賞』)を行っております。
平成25年度は、7月から9月までの応募期間中、コージェネレーションシステムを設置または技術開発に携わる個人、グループ、法人(会社、団体)および地方公共団体等の皆様から37件のご応募をいただき、その中から学識経験者5名で構成する選考会議にて、厳正なる審査の結果、民生用部門6件、産業用部門6件、技術開発部門3件の合計15件が「コージェネ大賞2013」を受賞いたしました。
「受賞リスト」と、今回の受賞案件につきまして、それらの概要・ポイント等についてご紹介するため、受賞された各社のご協力を得てまとめた「優秀事例集」のPDFデータを下記からダウンロードいただけます。
選考会議委員長講評
「コージェネ大賞2013」は、学識経験者1名、ACEJ会員企業9名の10名で構成する「作業部会」にてまとめた予備審査内容を基に、5名の学識経験者による「選考会議」にて、各部門、審査評価項目を総合評価のうえ、応募申請総数37件の中から民生用部門にて理事長賞1件、優秀賞4件、選考会議特別賞1件、産業用部門にて理事長賞1件、優秀賞4件、選考会議特別賞1件、技術開発部門にて理事長賞1件、優秀賞1件、選考会議特別賞1件を選定致しました。
東日本大震災以降、社会のBCP価値の意識向上に伴いコージェネレーションシステムは防災性・電源セキュリティ性、電力ピークカットへの貢献といった価値が評価され、平成24年度の新設容量は約38万kWに達し、リーマンショック以前の状況を取り戻しつつあります。また、わが国の新たなエネルギー基本計画の中でも、その重要な役割と共に改めて基幹技術のひとつとして位置付けられたところです。
「コージェネ大賞」の応募件数も、昨年度の26件から今年度の37件へと一層多くの応募をいただきました。応募内容もコージェネを活用したスマートネットワークへの取組み、電源セキュリティ向上への取組み等、多岐に渡る優れた内容で、コージェネレーションシステムの今後の発展に大いに期待がもてるものでした。
最後に、受賞者を含め、全ての応募者のコージェネレーションシステムへの熱意ある取組みに敬意を表するとともに、コージェネ大賞が今後のコージェネの普及促進により一層貢献してゆくことを望みたいと存じます。
<選考会議委員長>
東京大学名誉教授
独立行政法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター 上席フェロー
笠木 伸英