脱炭素燃料について
合成燃料
経済産業省「合成燃料研究会」の“中間取りまとめ”(2021.4)では、合成燃料とは、CO2(二酸化炭素)とH2(水素)を合成して製造される燃料と定義される。
製造から利用までの全プロセスにおいてトータルでCO2排出がゼロの燃料はカーボンニュートラルな燃料となる。メタネーションにより製造される合成メタン(e-メタン)等は気体合成燃料であり、フィッシャー・トロプシュ(FT)合成反応により製造される液体合成燃料では、再エネ由来の水素を用いる場合e-fuelと呼ばれる。
合成メタンは、経済産業省グリーン成長戦略にて2050年の都市ガスカーボンニュートラル化に向け、2030年に既存インフラに1%注入、2050年には90%注入を目指すことが目標に掲げられている。
またe-fuelは、現在使われているガソリンや軽油等の代替燃料として、またそれら化石燃料へ混合し利用することで低炭素化に貢献できるものである。
いずれもコージェネ向け内燃機関や燃料電池にも適用可能なカーボンニュートラル燃料になると考えられる。
出典:経済産業省HP(合成燃料研究会中間取りまとめ(2021.4))より
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/gosei_nenryo/pdf/20210422_1.pdf